➀労働環境からくる「将来に対する不安・不満」
労働環境への不安や不満とは、過酷な労働環境ではなく
「ITを使いこなせていない」職場や、「非効率なやり方をしている仕事の進め方」に
対する不満や不安です。
若手社員はIT未導入による効率化の進んでいない職場環境に対して非常に否定的です。
会社の将来性に対し疑念を抱き、自分の成長等に対しても強く不安を感じます。
②先輩社員の仕事に魅力を感じない
多くの若手社員にとって、少し上の先輩が、自分の2~3年後のイメージになります。
少し上の先輩が任されている仕事や仕事への姿勢を見て、
「自分はああなりたくない」と感じ退職する若手社員は実はかなりの数に上ります。
この事実を上司や会社に言うことは殆どなく、あまり表面化しません。
「入社前の面談や面接ではイキイキと仕事のやりがいを語っていた先輩が、入社して
みたら愚痴をこぼしながら働いていた」
といったことが起きると、受ける衝撃は大きく、離職要因となりやすいでしょう。
③達成感や成長実感を得られない
給料や休日と同じぐらい大切なのが、「達成感」や「成長実感」です。
入社数年は給与の不満より「仕事にやりがいを感じられない」が離職要因になります。
若手社員は90年代不況やリーマンショックを経験「会社が自分を守ってくれる」「雇用が一生安泰だ」とは思っていません。
だからこそ“市場価値”という言葉に敏感です。一昔前は “市場価値”や“成長”というのは
意欲が高い若手だけの意識でしたが、いまは自分の身を守りたい“安定志向”の結果と
して、誰もが“市場価値”や“成長”を意識しています。
■出典元
https://www.hr-doctor.com/news/education/new-employee/news-2716?content=news-2716